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シーダ・ウォーク 外観

杉並区 介護老人保険施設
「シーダ・ウォーク」
(医療法人財団 河北総合病院)

普段と変わらない介護を…
全室個室・ユニットケア 都内第一号施設

「シーダ・ウォーク」は杉並区桃井の日産自動車向上跡地に計画建設された、介護老人保健施設です。トシ・ヤマサキまちづくり総合研究所は設計監理を行いました。

この施設の最大の特徴は全室個室であり、高齢者の立場に合わせて施設を利用した時にも、普段と同じ生活が送れるよう工夫された「ユニットケア」の都内第一号施設でもあります。

1階の玄関に入ってまず迎えてくれるのが東京芸大・坂口寛敏教授によるあたたかな天井画と、陶芸家・小高辰也氏の陶板。いわゆる「施設」らしさを感じさせない品のよいイメージに仕上がっています。また、一階の厨房は、ロビーからガラス越しに見渡すことができ、なにより食事が楽しみな高齢者や家族が料理ができて行く行程を楽しむことができます。

また、施設の近くには防災公園が隣接されるため、有事の際には会議室・職員食堂などの隔壁を取り除くとこによって被災者を収容するスペースを確保できる仕組みにしています。

シーダ・ウォーク エントランス

ひとりひとりの生活に合わせた「もういちど来たい」施設へ

3〜5階にある療養室は、7人で1ユニットが構成され、フロアに4ユニットで合計28人を収容。ユニットごとに小食堂や談話コーナーを設け、2ユニットで1つの少し大き目のラウンジを設置しました。さらに各施設は住宅を想起させるフローリングや間接照明でしつらえ、リラックスしやすい雰囲気を演出しています。また、各フロアのイメージは和風、アジア風、ヨーロッパ風などテーマを決めています。これは、たとえば高齢者が退所する時、家具や絵画・小物などを寄付していかれるケースも多いため、長い年月のあいだにそのフロアの雰囲気が統一されることを願ったものです。

逆に、介護ステーション、汚物処理室などスタッフが働くゾーンはメンテナンスしやすい仕上げや執務が楽な蛍光灯による直接照明にしてスタッフへの配慮を行うことで、より質の高いサービスが提供できるよう工夫しています。

老人保健介護施設の意義は「在宅復帰」にあり、要介護の経過状況に応じてリピートする施設です。そのために「親しめること」「家族が来やすいこと」そして何より「本人があそこならもう一度行きたい」と思うことが大切であると念頭に置いて、設計を行いました。

そしてそれは同時に、河北総合病院の掲げる「個人の意思の尊重」「継続的ケア」「地域との交流」「ケアの質の向上」「地球環境への取り組み」の5つの方針を実現するものであると考えています。

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